全国のドライバーの安全運転管理を効率化し、運用定着に成功した事例

営業車を運転するドライバーの安全運転管理の効率化に取り組み、運用定着を実現させた株式会社マイナビ様。全国で300台を超える車両と2,000名以上いるドライバーの同時管理を行い、安全運転やアルコールチェックなど車両にまつわる業務の法令対応にCariotをご活用いただいています。

1導入前の課題

事故やトラブルが発生した際、検証までにタイムラグがあり適正な指導ができない

株式会社マイナビ 総務統括本部 本社総務統括部
本社総務2部 総務管理2課 課長 松田 駿 様

就職や転職などの人材支援や、生活支援事業を全国で展開されている株式会社マイナビ様。2,000名を超える営業担当者や取材担当者は、日々社用車もしくはレンタカーを利用し顧客先を訪問しています。今回お話を伺った松田様も、元々は営業担当として現場でご活躍されたのち、本社総務統括部へ異動され、現在は全国の車両をはじめとするリース管理などを担当されています。

以前は事故やトラブルが発生した場合には、ドライバー自身が自己申告で報告書を提出していたので、本社の総務部に届くまでに時間がかかっていました。当時は事故が起こった際には該当データをドライブレコーダーから取り出して送ってもらっていたので、内容の確認にもタイムラグが発生していました。
事故を未然に防ぐために、安全運転をいかに定着させるか、またどのように効率的に管理するかが大きな課題でした。

2導入の決め手

ドライバーと車両を同時に管理できるシステムを探して

元々はCariotではなく別のテレマティクスサービスを利用していたのですが、そちらは車両の管理に重きを置いたサービスだったので、私たちが解決したいドライバーの安全運転管理については大規模な改修が必要なようで、依頼しても難しい状況でした。

社用車自体もリース車両なので、その関連サービスなども調べて複数社比較したのですが、ドライバーと車両を両方管理できるサービスは意外と少なかったのです。
しかし、Cariotはいずれの管理もできること、また柔軟にアップデートやカスタマイズに対応いただける環境であったため導入を決定しました。
会社自体が成長していく中、ドライバーとなる営業スタッフの数も増加しているので、必然的に管理すべき人数はこれからも増えていきます。
そういった点でも柔軟に弊社にあわせたカスタマイズにご対応いただける点は大変ありがたいです。

3成果

危険挙動を事故発生前に指導することで大幅な事故削減に成功

導入後、ドライバーは社用車の予約、乗車前のアルコールチェック、乗車記録となる運転日報の作成業務を、全てCariotで完結できるようになりました。各拠点長にはアルコールチェックの実施レポートなど、細かい視点も含めてレポートを活用して車両の管理をしてもらっています。これまではレポートの作成もアナログで行なっていたので、Cariot内から自動で正確なレポートが出力できることは、作業時間の削減や省人化につながったと思います。

急ハンドルや急ブレーキなどの危険運転があった際には、総務部へリアルタイムに運転中の動画が送られてくるので、その都度ドライバーに対して警告や注意を促す運用ができています。危険運転の指導回数が一定数多い方には、運転停止期間を設けるなどの罰則を設けることで、運転者にも危機管理の意識が高まったように感じます。実際に直近では大きな事故は減ってきており、自動車保険料の大幅削減もでき、目に見えた効果がありました。
また、Cariot導入前は車両自体の管理、運転者の免許更新とあわせた社内の運転許可申請などは、それぞれ社内掲示板などで管理や告知を行なっており、その確認や照らし合わせ、申請漏れの際の対応に時間をとられていました。現在はCariotで車両管理台帳のデジタル管理ができており、リマインドやアラート機能などを活用して、総務部内のアナログ作業も削減できました。

全国に拠点があり、各拠点長の裁量や管理台数によって、車両管理に必要なレポートや内容も変わります。総務からの月次レポートで十分な管理ができる拠点もあれば、もっと詳細な内容のレポートが欲しいとリクエストをいただくこともあります。その都度Cariotには迅速に対応いただいており感謝しております。
社員数が多い分、問い合わせ内容や確認事項も多いため、今では総務部を介さずに質問箱のような形で直接Cariotに関する問い合わせできるような環境も作っています。
その点でも細やかにご対応いただいており、現場・管理者ともにCariotがあることが当たり前の運用が定着してきています。

私自身は営業時代にCariotが導入されたので、現場のドライバーとして、管理する総務部として、両方の観点でCariotを利用したことがあります。

営業時代ドライバーの立場でCariotを利用した際に、操作性の難しさは感じなかったです。導入開始から4年が経ち、今は各拠点の車両を管理する拠点長も独自にレポートを閲覧したりして、Cariotを活用した運用が定着してきています。
結果として、安全運転の定着率が上がり、大きな事故も少なくなっているので、導入の効果は一定数あると評価しています。

4今後の展望

レンタカーやカーシェアもCariotで一元管理することで管理者と現場の運用をさらに効率的に

Cariot導入後、事故件数の削減は実現できましたが、会社としては社用車を利用しての営業活動を拡大するよりも、公共交通機関の利用を推奨していく動きがあります。
とはいえ地方都市ではどうしても車の移動が必要な場所もありますので、社用車だけでなくレンタカーやカーシェアの利用も増えてきています。
現在、社用車の利用時は、Cariotで乗車記録を取得して運転日報を作成できていますが、レンタカーは異なる方法で運転日報を作成しているため、管理ツールが統一できていない点を解消できれば良いと考えています。Cariotのスマートフォンアプリの運用も視野に入れ、現在Cariotのカスタマーサポートメンバーと一緒に検証を進めているところです。
日々の運用では、アルコールチェックの未実施があるとドライバー本人に通知が届くなど、独自のカスタマイズもご対応いただいています。
今後は各拠点長に向けてCariot活用勉強会を実施するなど、よりよく活用していける環境づくりを行い、さらなる効率的な安全運転管理の運用定着に向けて進めていきます。

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