配送ルート把握で配送シフト作成効率を20%アップした導入事例
配送スタッフのリアルタイム位置把握で「今どこ?」の電話を30%削減 配送シフトの作成効率も20%アップ! 配送効率をアップさせるのが今後のミッション
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1導入前の課題人員増加に伴い、事故リスクの増加と配送ルート把握が課題に
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2導入の決め手SDカード抜き差し不要で動画を確認できる!管理の手軽さを実感し、導入へ
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3成果「今どこ?」の電話を30%削減、シフト作成効率も20%アップ!
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4今後の展望配送コストの原価計算や配送効率をアップさせる取り組みがミッション
人員増加に伴い、事故リスクの増加と配送ルート把握が課題に
正確かつスピーディな納品が強み!急配も含めて1日20件以上訪問
八戸東和薬品株式会社は青森県を中心に「ジェネリック医薬品の販売」を行っています。医薬品を売るだけではなく、正確かつスピーディに納品するために、社内の最適化を怠りません。直接顧客とやり取りすることの多い営業部も、独自の教育フローとロールプレイングを日々繰り返し、顧客のご要望以上の結果が出せるように心がけています。
配送スタッフが1日平均20拠点ほどの顧客先に社用車で配送を行っています。時間指定の急を要する「急配」や、中間地点で落ち合って物品の受け渡し・引き継ぎを行う「中継」など、イレギュラーな要望にも対応できるシステムを完備しているのが強みです。
2017年頃から人員増加に伴う事故リスクの増加、外勤中の行動の把握が課題に
2017年頃から、人員増加に伴う事故リスクの増加と、外勤中の活動の把握が困難になるのを感じました。
ベテラン社員の勘をたよりに「誰がどこにいるか」「すぐ向かえる配送スタッフは誰か」を管理するのに限界を感じ始め、位置情報と運転中の安全を同時に管理できるツールを探し出したのです。
例えば「裏道を知っていた方が有利なのか?」「配送が速い人はどのような走行をしているのか?」など、配送効率を突き詰めたいですが、安全も第一です。
配送スタッフの負担が少ないのはもちろん、安全と迅速な配送を管理できるシステムが理想でした。
さらに、セールスフォースを導入し始めて、医薬品のマスタや訪問記録など営業・配送活動データのセールスフォース集約を開始していたので、セールスフォースに一本化できるサービスを調べて欲しいとジーアイテック様に相談しておりました。
※株式会社ジーアイテック様には、八戸東和薬品株式会社様へのCariot導入支援を行っていただきました。
SDカード抜き差し不要で動画を確認できる!管理の手軽さを実感し、導入へ
SDカード抜き差し不要で危険動画を確認&FeliCaチェックインの手軽さを実感
使い始めてまず、危険運転の動画がSDカード抜き差し不要で管理画面から確認できる手軽さを実感しました。
普通の通信型ではないドライブレコーダーではこうはいかなかったと思います。更に、危険運転を検出すると、ドライブレコーダーがアラートを発話することも(※“危険運転を検出しました、注意して走行してください”と音声が流れます)ドライバーが安全運転を心がける上での注意喚起となり、評価できた点でした。
冬場は凍結によるスリップなど、ベテランのドライバーでもトラブルに巻き込まれることが多い土地です。ヒヤリ・ハットが音声通知されると、慣れた道でも注意しようと気持ちが引き締まり、より一層の安全運転に役立つと思いました。
シガーソケットから給電するだけという、取り付けの手軽さも魅力でした。
FeliCaによるドライバーチェックイン機能も活用
FeliCaカードによるチェックイン機能を利用して、走行時にドライバーを識別しています。
IC社員証と一体型タイプや、ステッカータイプのFeliCaもあるので、発行や管理が楽だと感じました。
(走行開始時に、“ICカードをかざしてください”と音声が流れます)
「今どこ?」の電話を30%削減、シフト作成効率も20%アップ!
リアルタイム位置情報は毎日チェック!業務改革を実践中
車の位置をいつでも確認できるようになり、非常に便利になりました。以前は「今どこにいるの?」という電話が頻発していましたが、不要な電話は30%程度削減し、外勤中の配送スタッフの負荷も配車担当のコミュニケーション負荷も低減したと実感します。全配送の6%を占める「急配」が発生した際も、近くの現場にいるスタッフをすぐに見つけ出すことができます。
急ぎの顧客先に時間どおりに向かえているかを地図上から見守ることもできるので、緊急時の様子が分からないことによるプレッシャーも軽減しています。
配送スタッフ同士の待ち合わせ中継地点を指定するのも容易になりました。関係者ですぐに位置情報を共有できるのがメリットです。リアルタイムの位置情報が確認できるDriveCast画面は常に立ち上げて見ていますし、毎日の確認が欠かせないものになりました。
Cariotの走行データはシフトの作成にも活用しています。誰をどこに向かわせるかのシフトは、均等になるように・エリアが偏らないように・マンネリ化しないようになど、いろいろな要素を考えて作成していますが、位置情報や急配・中継の様子が可視化できるようになって作成効率が20%アップしました。
配送コストの原価計算や配送効率をアップさせる取り組みがミッション
今後は、配送コストの原価計算や配送効率をアップさせる取り組みがミッションだと思っています。
得意先に何件行っているかという頻度を取得したり、配送のログの分析を考えています。
あったら良いなと思うのは、Cariotのデータを使って、危険運転の多発地帯マップを作る機能です。日陰で凍りやすい道路や、見通しが悪く急ブレーキの多発地帯が共有できたら面白いと思います。
配送ルートやシフトの作成の自動化にも期待したいです。完全にその通りに実践するのは難しいかもしれませんが、少しのチェックで済むものができれば、毎日のシフト作成の手間は大幅に削減します。
また、ドライブレコーダーについては、シガーソケットがない車も出始めているので、USBなどいくつか給電ポートが選択でき、より便利になることを期待しています。