新バージョンでレポート機能がさらに便利に、使いやすくなりました
こんにちは。Cariot(キャリオット)開発部です。
今回は、7月により便利になったレポート&ダッシュボード機能について、ご紹介したいと思います。
Cariotでは、デバイスをさすだけで簡単に車のデータがリアルタイムで見られるようになります。このお手軽さ、シンプルさをコンセプトに、サービスを提供してきました。
こうして集めたデータは、きちんと分析をして、業務の効率化や生産性・安全性の向上にも役立てていきたいですよね。それを支援するのが、「レポート・ダッシュボード機能」になります。Cariotのレポート・ダッシュボード機能は、 柔軟なカスタマイズ性 をウリとして、リリース当初から存在する機能です。
ですが、データの分析に関わるご要望を、お客さまから数多くいただいてきましたが、以前のCariotアプリケーションでは、さまざまな制約により表現できないレポートがありました。
7月リリースした新しいバージョンからは、レポートの表現力を底上げするため、集計オブジェクトというものが用意されています。
そのオブジェクトを使ったレポートをダッシュボード化した例が以下になります。
図:新集計オブジェクトで表現されたダッシュボード例
いかがでしょうか?実際に、どのような仕様になっているのかを詳しくご説明します。
■ 集計オブジェクトにる新しいCariotのレポート・ダッシュボードの世界
集計オブジェクトは、毎日の車両・ドライバーの稼働実績を整理したレコードです。
例えば、以下のような項目が管理されています。
- その日の総走行距離
- その日の総走行時間
- 1時間単位での運転実績の有無
- その日の危険運転挙動回数(急加速、急減速、速度超過)
- 連続運転時間
- 連続アイドリング時間
これまでは走行データ単位での集計だったものが、車両やドライバー単位での集計オブジェクトを利用することで、今までよりも表現力の高いレポートが作れるようになります。感覚値や紙での集計ではなく、数値とグラフというはっきりした形で、例えば以下のようなことが分かるようになります。
- 削減できる車両は何台ありそう?
- 車が一番利用されているのは何日の何時から何時まで?
- 車の稼働率の低い部署はどこ?
- 危険運転挙動(急加速や速度超過)の多いドライバーは誰か?指導によって回数は減少している?
- 長時間運転はしていないか?きちんと休憩は取られているか?
- 毎月のアイドリング時間の合計はどれくらいか?
また、Cariotをインストールした時点ですぐにお使いいただける標準レポートも、新しいバージョンでは新たにラインナップを追加しています。これらの標準レポートは、そのままお使いいただくことはもちろんのこと、業務に最適化したレポートを使うためのテンプレートとして活用することもできます。
■ 最大同時稼働台数の推移
「論より証拠」ということで、例をみてみましょう。
図:配備台数と最大同時稼働台数レポート
日毎の最大同時稼働台数と配備台数を表したレポートです。
これまでも「稼働率レポート」という機能で車両の稼働状況を見る機能はありましたが、最大同時稼働台数はひと目で分かりませんでした。
また、1日のうち1回でも走行していればその車両は「稼働あり」と見なされていたため、正確な最大同時稼働台数を把握することができませんでした。
集計オブジェクトでは、 1時間単位 で「稼働あり・なし」が管理されています。
「17時〜18時に車両が10台動いており、この日の最大値であるため、この日の最大稼働台数は10台」
という形で集計されているので、より正確な台数を把握できます。
最大同時稼働台数が一番多かった日を把握した後は、その日に誰が、いつ、どこを走ったか、詳細なレポートで確認することができます。絞り込みやグルーピングも画面から簡単にできるのもメリットです。
■ おわりに
いかがでしたか?
今回紹介した例以外にも、レポート・ダッシュボード機能には、わざわざ毎回ログインしてレポートを開かなくても、結果を 特定のメールアドレスに定期的に配信 したり、色々と便利な機能が提供されています。
Cariotでは、「使いやすさ」と、「今日から使える」の2つを特に重視し、今後も業務に役立つレポート・ダッシュボード機能を充実させていく予定です。
便利になったレポート・ダッシュボード機能を、ぜひお試しください!