お客様の要望から、Cariotを日々改善していくために、開発部が心がけていること
こんにちは。Cariot(キャリオット)開発部です。
Cariotブログでは、何度か「お客様の要望から、日々改善しているCariot」というシリーズで、毎月のアップデート内容についてお知らせし、ジオフェンスや駐車イベントマップなどの個別の機能を取り上げて紹介してきました。
さて今更ですが、Cariotが提供している機能は、ロボットが自動で作っているわけではなく、フレクトの中の人(開発部のメンバー)が開発、運用しています。
ただ残念ながら、開発メンバーがお客様と直接お話する機会が少ないのも事実です。
というわけで、今回は、機能を作る中の人について知っていただければと思い、機能を実現するために、開発部のメンバーが大切にしていることについてお話します。
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■ 機能追加よりも機能改善を重視
機能追加も大事ですが、同じかそれ以上に、リリース済みの既存機能をよくしていくこと(=機能改善)を重視しています。
一つ一つの機能について、「作ったら終わり、後はどんどん新しい機能をリリースしていくだけ」というスタンスは取っていません。
Cariotのタグラインは「クルマがつながる、シゴトが変わる」なので、導入して終わりではなく、そこからお客様の業務が変わる(よくなる)ところまでが使命だと考えています。
ありがたいことにお客様も増えていき、様々な要望をいただくようになってきましたので、今年は、機能追加は控えめにし(ドライブレコーダー連携機能のようなリリースはありましたが)、機能改善を重視したリリースが中心になりました。
例えば最近のアップデートでは、1年以上前にリリースした「稼働率レポート」機能を刷新しました。
新しい稼働率レポートをアナウンスして、すでにお使いいただいているお客様から「すごく楽になりました」という声をいただいたのは、うれしかったです。
■ スピード
要望をいただいてからは、
- 即日~1週間でリリースの見通しについて回答すること
- 1か月~2か月で最初のリリースを行うこと
くらいのスピード感を目標にしています。
もちろん、複雑な要望についてはそれ以上かかることもありますし、そもそも標準機能としてではなく、個別カスタマイズによる対応をご提案することもあります。
■ ユーザ体験をイメージする
作ったものや仕組みが使われるシーンを、なるべく詳細に想像しながら作るように心がけています。
例えば、画面の設計では、画面の部品の配置を検討する際に、利用者の視線移動からこだわって検討します。
よくSIで揶揄される「顧客が本当に必要だったもの」の話ではないですが、「それって何で必要なんだっけ?」と自問自答やチームでのディスカッションを繰り返しながら開発しています。
また、スピードを意識した開発ともつながりますが、素早く小さくリリースして、お客さまからフィードバックをもらうことを大事にしています。
■ 丁寧にリリースすること
不具合が起きると、すべてのお客様に影響が出てしまうことため、自動テストなどを取り入れて、丁寧にリリースするように心がけています。
また、スピードを意識した開発ともつながりますが、素早く小さくリリースして、お客様からフィードバックをもらうことを大事にしています。
■ 一つ一つの要望を取りこぼさずに対処すること
大きいものから小さいものまで、いただいた要望はどれもCariotというサービスをより良くするための大事なヒントだと考え、取りこぼさないようにしています。
要望については、 Backlog を使ってチケット管理しています。
こちらでステータスや優先順位、期限などを設定した上で、状況をリアルタイムに全員で共有しています。
また、要望を整理(棚卸し)する場として、月に1〜2回、『サービス企画会議』というものを開催しています。
この場でいただいた要望について、優先順位を決めて、実現方針の目線合わせをしています。
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いかがでしたか?
今後も開発部では、これらの心構えで、継続的に価値ある機能追加・機能改善を行っていきますので、期待してお待ちいただければと思います。
また、ちょっと尖った課題・要望についても、お気軽にお問い合わせください。