Cariotの機能をご紹介します!第4回 フィールド編 〜「効率的なルート設計をするにはどうしたらいい?」〜
こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。
今回のブログは、フィールド編と銘打って、主に車両をフィールドセールス・フィールドサービスの用途で使用している企業様向けに、Cariotの機能をご紹介していきます。
さて、運行管理や配車計画のご担当者様から、効率的なルート設計が難しい、ドライバーが実際にどのようなルートを走行しているかわからない、などのご相談をお受けすることがあります。
Cariotには、そのようなお悩みを抱えている皆さまのお役に立つ機能がいくつかあります。今回はそちらについてご紹介します。
【目次】
1.「現在の営業ルートが効率的かどうかわからない」
2.「ドライバーによって走行するルートが異なり、どのルートが最適なのかわからない」
1.「現在の営業ルートが効率的かどうかわからない」
第2回でもお伝えしましたが、フィールドサービス・フィールドセールスにおいても、効率的な営業ルートの設計はとても重要です。
なぜなら、担当者の経験や勘のように属人的な方法でルートの設計を行っていては、異動や入れ替えによって将来的に行き詰まる可能性があるからです。
そのような問題を解決するために、Cariotには適切なルート設計をサポートする機能があります。
「ルート」機能では、目的地の登録や目的地に向かう車両の決定、さらに登録した目的地を回る順序やルートを作成することができます。
※地図上の赤いピンは登録した目的地、薄い水色の太い線は設定したルートです。
回る順序を変更するには、左上の拠点一覧の中でドラッグ&ドロップを行います。
このように、地図上でルートを可視化することで、さまざまなルートを検討することができるようになります。
また、ルートを作成しておくと、目的地への訪問回数、到着時刻、滞在時間が自動で記録され、これらの実績値をレポートとして集計することで、訪問件数の最大化のためのルートの見直しや、しばらく訪問していない訪問先の発見などに活かすことができます。
さらにその蓄積されたデータを生かし、AIによるルート最適化機能、「実績と最適ルートの比較」を行うことで、より効率的なルートの検討をすることができます(本機能はオプション機能となります)。
地図上の青い線が実際に走行されたルート、赤い線が最適化されたルートになります(2020年4月末に、この二つのルートが地図上で比較できるようになりました)。
地図上で二つのルートを比較できるようになったことで、ルートがどのように最適化されているのかが、以前からあった時間軸の比較グラフ(地図下)だけではなく、視覚的にもわかるようになりました。
このように属人的ではない方法で効率的なルート設計を行うことで、業務全体の生産性を上げることが可能になります。
2.「ドライバーによって走行するルートが異なり、どのルートが最適なのかわからない」
このようにルートを設計しても、ドライバーによって走行するルートが異なる、そのルートが最適かどうかもわからない、というご相談もたびたびお受けします。
この問題を解決するためには、複数のドライバーが実際に走行したルートを比較し、分析することが必要です。
Cariotは2020年4月、より効率的に走行ルートを分析するための「分析マップ機能」を新たにリリースしました。
この新機能でできることは、次のとおりです。
- 地図上で複数の走行ルートを重ね合わせて表示
- 複数の拠点間で担当エリアの重複がないか、担当エリア外を走行していないかなど、非効率な走行状況の可視化
- 各ドライバーに、適切な担当エリアの割り振りができているかの分析・改善
この機能を使って走行データを分析し、非効率な走行が発生しているルートの絞り込みをしたうえで、前項の「ルート最適化機能」を活用してルート設計を行うことで、これまで以上に営業ルートや配送ルートが最適化され、業務効率化と生産性の向上が実現できます。
また、効率のよい走行ができているドライバーのルートを分析し、そのノウハウを共有することで、運行管理担当者やドライバーのルート設計力の底上げにもつながります。
システムをデジタル化するメリットは、車両管理・労務管理に留まらず、これまで見えにくかった現場の動きを正確なデータとして取得できることです。Cariotのさまざまな機能を、お客様の課題に応じて組み合わせてご利用いただき、さらなる業務効率化にお役立てください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Cariotは、お客様からのご意見・ご要望を取り入れながら、より便利にお使いいただくための機能の開発を進めてまいります。
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