【セミナーレポート】物流の最適化を実現するために求められる対応力とは?
こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。
今回は、弊社が2021年9月16日に開催しましたオンラインセミナーのレポートです。
今回のセミナーは、ロジスティクス・サプライチェーン分野を中心にコンサルティングサービスを展開する株式会社ローランド・ベルガー パートナーの小野塚様をお迎えし「物流の最適化を実現するために求められる対応力」をテーマに、お話しいただきました。
当日ご参加いただけなかった方にも改めてセミナーの内容をご紹介します。
今後もセミナーを実施しますので、本記事が参考になれば幸いです。
第1部
物流の最適化に向けた基本的な考え方
■登壇者:株式会社ローランド・ベルガー パートナー 小野塚 征志 氏
小野塚様のパートでは、物流の提供価値とそれを実現させるための最適化に向けた基本的な考え方をお話しいただきました。
物流ビジネスとは、「物流の6つの機能」の提供を通じて、「適切な商品を、適切な場所に、適切な時間、適切な状態、適切なコストで届けるサービス」です。
輸送だけでなく、在庫管理なども含めて物流が担う役割と位置付けられます。
最適な物流とは、お客様のニーズに応えるサービス品質を追求し、適したコストバランスを見極めることで利益を最大化できることを意味します。
そのためには業務プロセスの「見える化」、「変革の実行」、そして「仕組みの構築」が必要です。
コストや業務の「見える化」で現状を把握し、最適であるかを見極め、維持・継続できるような仕組み構築の成功例として、ローランド・ベルガー様でご支援された各社事例をご紹介いただきました。
最適化には物流部門だけでなく、調達・生産や販売といった各部門での協力が必要不可欠です。全社的な効率化を実施できる施策であるかを見極めて実行することで、本当の意味での最適化が実現できます。
また、現場だけで施策を検討するのではなく、マネジメントとしてなにをすべきかを判断することも重要です。
これまで求められてきた「臨機応変」や「対応力」だけでは、今後も続くと予想される人手不足には対応できません。
そのため、各企業・事業所には「対応力」・「標準化」のバランスを最適化することが求められていきます。
まずは自社の現状を「見える化」し、最適化に向けて取り組むべき施策を決め、業務プロセスを仕組み化することで、強い組織・強い物流を実現しましょう。
第2部
対応力向上につながる動態管理システムCariot活用術
■登壇者:株式会社フレクト 執行役員 Cariot事業部 事業部長 大槻 真嗣
フレクトからはサプライチェーン全体のITツールの活用状況と動態管理システムCariotが担う役割を事例を交えてご紹介しました。
Cariotは動態管理システムとして物流における「輸配送」の分野で、車両の位置情報を取得・活用することで業務効率の改善に寄与しています。
その中でも、運送事業者が荷主に求められる対応を実現した事例として「走行途中での急な依頼への対応」や「見える化による問い合わせ対応業務の削減」について、課題と打ち手、成果をご紹介しました。
Cariotの機能「DriveCast」では、登録やログインなしで車両の位置情報を共有でき、荷主や運送事業者がドライバーの位置情報を簡単に正確に把握することができます。
これらの機能を活用することで、輸配送状況を見える化・共有し、双方が求める対応力向上につながっています。
リアルタイム車両情報の「見える化」によって問い合わせ対応業務を削減した事例は、遅延時の対応もスムーズになり、運送事業者だけでなく荷主側の業務効率も改善しています。
※当日ご紹介したCariotのセミナー資料は下記からダウンロードいただけます。
機能についてのご紹介もしておりますので、ぜひご覧ください。
第3部:いただいたご質問にお答えしたトークセッション
[パネリスト]
株式会社ローランド・ベルガー パートナー 小野塚 征志 氏
株式会社フレクト 執行役員 Cariot事業部 事業部長 大槻 真嗣
いただいたご質問に関して、小野塚様・大槻がお答えしました。
たくさんのご質問をいただきありがとうございました。
対応力向上に向けて取り組みの参考となりましたら幸いです。
以上、今回のセミナーレポートとなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
ご意見・ご質問・ご感想・ご要望などがございましたら、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせはこちら
※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。