初めて安全運転管理者になる方へ〜適正な管理と負担軽減を両立する方法とは〜

Cariotを活用した車両管理完全ガイド

「車両管理とは」という基礎知識から社用車事故を防ぐ安全運転のポイントまでを解説しています。これから車両管理をはじめる方や、もっと効率的な管理体制を整えたいご担当者におすすめの資料です。

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こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

新年度を迎え、初めて安全運転管理業務を行う方もいらっしゃるのではないでしょうか。安全運転管理業務の範囲は多岐にわたるため、どこから着手すればよいかわからないこともあるかもしれません。

今回は、安全運転管理者の選定要件とが行うべき業務と、安全運転管理業務をサポートするCariotの機能をご紹介します。

 

1.初めての安全運転管理

1-1.安全運転管理者とは

安全運転管理者は、一定数以上の自家用自動車を保有する企業・事業所が、道路交通法の規定に従い道路交通法の遵守・交通事故の防止策に関する管理を行います。主な業務には、ドライバーの安全な運転確保のために必要な業務や、運行、運転日報の作成、安全運転指導があります。なお、事業用自動車(緑ナンバー)を保有する企業・事業者では、運行管理者が同様の業務を行います。

下記の要件に当てはまる事業所は、安全運転管理者を選任しなければなりません。選任を怠った場合、5万円以下(法人等両罰5万円以下)の罰金が科されます。また、選任から15日以内に各都道府県の公安委員会への届出が必要です。解任の際にも同様の届出を行わなければなりません。


画像:徳島県警「安全運転管理者制度について

なお、2022年1月4日から、オンラインで安全運転管理者等の届け出ができるようになりました。電子申請ができる届出は下記のとおりです。

  • 安全運転管理者の選任・解任届
  • 副安全運転管理者の選任・解任届
  • 届出記載事項の変更届

オンライン申請を行う際は、各都道府県警のHPから届出書をダウンロードし、申請書類を整えた後、警察行政手続きサイトに記載されている手順に従い申請を行ってください。

1-2.安全運転管理者の業務

安全運転管理者は、下記の業務を行わなければなりません。

  1. 運転者の状況把握
  2. 運行計画の作成
  3. 交替要員の配置
  4. 異常気象時等の安全確保の措置
  5. 安全運転の指示
  6. 運転日誌の記録
  7. 運転者に対する指導

上記の項目に加え、2022年4月1日と10月1日に段階的に施行される「アルコールチェックの義務化」が加わりました。
「アルコールチェックの義務化」の詳細は、過去のCariotブログでもご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

画像:警察庁「事業所の飲酒運転根絶 令和4年4月より改正道路交通法施行規則が順次施行されます
 

2.危険運転を防ぐために

2-1.社有車での事故が与えるインパクト

社有車で事故を起こした場合、事後処理や警察や裁判所への手続き届出、損害賠償等の支払い、保険料の増額などが発生します。加えて、会社の社会的信用が低下し、取引の減少・停止などの事態を招きかねません。
しかし、細心の注意を払っていても事故が発生してしまうこともあります。安全運転管理者は、もしもの場合に被害を最小限に抑えるために、日頃から適切に管理をすることが大切です。

2-2.車両管理システム選定のポイントと必須機能

安全運転管理を適切に行うためには、ドライバーがどこで・どのような運転をしているか、危険運転の有無などを正確に把握しなければなりません。しかし、管理者からは現場の動きが見えにくく、また従来のような紙や表計算ソフトでの管理では、データ作成のための作業や集計に時間がかかってしまい業務負担の増加や、計算ミスなどさまざまな問題が生じます。
上記のような問題は、車両管理をデジタル化することで解消に向かいます。

車両管理システムを活用することには多くのメリットがあります。その反面、車両管理・動態管理システムには多くの機能が備わっており、自社のニーズに合う機能をどのように選べばよいか迷うことも少なくありません。

安全運転管理業務の負担や工数の削減と並行して適切な管理を実施するシステムを選ぶ際には、3つの必須機能があります。

<安全運転管理の必須機能>

  1. 危険運転が検知できる機能
  2. 車両のメンテナンスを補助する機能
  3. ルール・法令違反を検知する機能

上記の「3つの必須機能」を踏まえ、Cariotを含めた主な車両管理ツールを比較した結果、Cariotが安全運転管理の条件を満たしたシステムであることがわかります。


 

3.危険運転削減を実現するCariotの機能

モビリティ業務最適化クラウドCariotを導入していただいている企業様の中には、導入1カ月で危険運転の70%削減を実現した事例があります。危険運転の削減や適切な安全運転管理の実現に向け、Cariotのさまざまな機能をご活用ください。

・危険運転を検知「アラート」機能
システムが自動で危険運転(速度超過・急発進・急ブレーキ・急ハンドル)をシステムが自動で検知し、管理者にメールで通知する機能です。
本機能から取得したデータをレポート機能と組み合わせることで、危険運転の発生回数が多いドライバーを抽出し、誰に・どのような指導が必要かを把握できるようになります。

・運転者ごとの稼働状況を把握「レポート」、「ダッシュボード」機能
Cariotを通じて取得した走行データをもとに、ドライバーごとの稼働状況を集計できる機能です。
突出して運転時間や距離が長いドライバーがいる場合は、業務の割り振りを見直すことで過重労働による事故を未然に防ぐための対策を講じることができます。


・車両メンテナンスをサポート「乗車前点検」機能(モバイルアプリ限定機能)
車両のメンテナンス情報を一元管理できる機能です。
本機能をご利用いただくことで、メンテナンスが必要な車両を特定するための台帳検索を行う手間が削減できます。メンテナンス情報は管理者にメールで自動送信することもできるため、管理者の負担を軽減しながら車両メンテナンスが実施できます。

・車両の位置情報を関係者間で共有「DriveCast」機能
事故が発生し遅延が生じた場合、迅速な状況把握と関係者への連絡を行わなければなりません。
このような状況のとき、DriveCastをから発行されるURLを社外の関係者へ送信することで、車両の位置情報や到着予定時間を簡単に共有することができます。

Cariotでは、DriveCastのデモ画面をご用意しています。下記URLをクリックすると開きます。どのような機能かをぜひ、体感ください。

https://drivecast.cariot.jp/map/npXER6XQReYr9ccbg8PwMM

・「アルコールチェック結果管理」機能
安全運転管理者または、副安全管理者、安全運転管理業務を補助する立場の方がドライバーに対し、酒気帯びの有無を確認し、結果を手動で入力・保存できる機能です。入力した情報はクラウド上に保存され、Cariot上でいつでも確認することができます。また、登録した情報は法令で定められた1年間、保存されます。
本機能をご利用いただくことで、書類整理の工数削減、書類作成効率の向上などのメリットを得ることができます。


・「アルコール検知器メンテナンス管理」機能
アルコール検知器のメンテナンス情報をCariot上に登録し、検知器が正常に作動しているか、故障がない状態が維持されているかの確認を支援する機能です。
本機能では、週次・年次で機器のメンテナンスの有無に関する記録をいつでも確認できます。また、事前にアラート設定を行うことで、メンテナンスがされていない場合は通知を送信し、管理者にメンテナンスを促します。

・「アルコール検知器との連携を含むリモート点呼サービス連携」機能(開発検討中)
既存のアルコール検知器を含むリモート点呼サービスと連携し、遠隔型・対面拠点型のどちらにも対応しながら、その結果をCariot上の情報と結びつけて確認・管理することを想定した機能です。
本機能は現在、開発検討中のため計画が変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

※Cariotのアルコールチェックに関する機能の詳細は、過去のCariotブログでもご紹介しています。こちらもぜひ、ご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
ご意見・ご質問・ご感想・ご要望などがございましたら、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。

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