【リネンサプライ業のCariot活用事例】ドライブレコーダー導入と日報自動化を同時に達成した事例
リアルタイム情報を活用した急な配送・訪問依頼への対応ノウハウ
予定外の配送・訪問依頼に対応するには、車両やスタッフの現在位置や業務状況を把握する必要があります。リアルタイム位置情報・稼働状況を把握し、急な依頼に即時に対応するためのCariot活用術をご紹介します。
無料でダウンロードこんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。
今回はリネンサプライ業F社のCariot活用事例をご紹介します。
F社はリネン類を、定期的に回収・洗濯仕上げをして納品するリネンサプライ業です。ベッドリネンやテーブルリネン、厨房のユニフォームなどを取り扱っており、契約者であるホテルやレストラン、医療施設に集荷と配達を行っています。ドライブレコーダーの導入を検討した際に、クラウドでデータを収集して日報作成を自動化できる製品の存在を知り、動画と日報を両方記録できるツールに魅力を感じてテレマティクスサービスを検討し、Cariotをお選びいただきました。
今回は、F社がCariot導入に至った経緯と、ドライブレコーダーと日報をどのように活用されているかをご紹介します。
業種: リネンサプライ業
車両用途: トラック・配送
課題: 日報自動化・安全管理
1.Cariot導入の経緯
〜ドライブレコーダーの導入を決定し、同時に日報の自動記録を検討した〜
F社はべッドリネンやテーブルリネン、厨房のユニフォームなどを回収・洗濯してホテルやレストラン、医療施設に集配を行うリネンサプライ事業者です。
以前からドライブレコーダーの設置を検討しましたが、事故発生頻度は少なく、ドライブレコーダーの導入効果が得られるのか、長らく議論されていました。決定打に欠けていたため、導入を幾度となく先送りしていたところ、走行データを記録し、日報が自動で作成できる“テレマティクス”というサービスがあることを知り、ドライブレコーダー型のテレマティクス端末であれば日報と一石二鳥で導入できるのでは!と考えたのです。
ITのコンサルティング会社にドライブレコーダーと日報の両方の要求を満たす製品について相談したところCariotを紹介されました。
その際、「CariotはSalesforce上のアプリケーションであり、将来的に基幹システムと連携ができる」と説明を受けたのが印象に残りました。テレマティクスの機能ばかりに着目していましたが、基幹システムとの連携のしやすさは将来のビジネス拡大の布石になるからです。
イメージ:リネンの回収・洗濯・集配を行います
2.Cariotに決めた理由
〜基幹システムとの連携も視野に、ドライブレコーダーで危険運転検知時の動画を即時に確認できたこと〜
Cariotのデータの構造を見て、他の業務データ(例:勤怠や会計)との連携のイメージがわきました。
急加速・急減速・急ハンドルが「いつ」「どこで」「何回」起こったか?といった情報がすべて記録され、情報が一つひとつ細かいのです。
F社では、急加速の検出1回ごとのカウントを細かく見ることはありませんが、月ごと、四半期ごとの中長期での積み重ねは無視せず、危険運転回数と勤怠、売上などのデータをクロスして見ていくと要因分析や改善につながると考えました。今後の基幹システム連携も視野に、データを貯めていくことのイメージができたのです。
ドライブレコーダーの動画をクラウド上で即時に確認できたのも、評価のポイントでした。動画を見るために誰がどう操作すれば良いのか不安でしたが、Cariotの画面上ですぐに確認できるので、SDカードを回収して動画を取り出す手間がなく、ドライバーの手を借りることなく確認ができました。さわってみるまで、「操作が難しいと導入定着しないのでは?」という不安がありましたが、それも解消しました。同じく走行データも画面上で直感的に確認できたので、毎日の日報作成の効率化についてもイメージがふくらみました。
3.導入時の課題と達成したいこと
〜ITツールに不慣れだからこそ日報自動化の運用を行い、危険運転時の証跡を残したい〜
F社が導入時に課題と感じていたことは以下の2点です。
- 日報の記録の集計が実施できていない点
- 万が一の事故の時に、ドライブレコーダーがなく証跡が残らない点
F社では、1台のトラックが1日に10〜20件の得意先への集配を行います。手書きの日報に記録をしていましたが、手書きのため集計が困難、ITツールに不慣れなドライバーもいて、エクセルへの記入は運用として難しいと感じていました。また、得意先の表現にゆらぎがあるのでエクセルで記載ができたとしても、集計には課題があります。ドライバーの手を使わずに自動で訪問先の記録ができることが理想でした。
また、万が一の事故の時に、ドライブレコーダーによる動画の記録が残ることが希望でした。事故の件数は平均年1〜2回ですが、もらい事故は発生していました。ドライブレコーダーの導入は何度か議論されていましたが、発生頻度としては少ないのが決めかねていた理由でした。毎日記録する日報機能とセットであれば、日常的に使えるので、導入効果が示せると考えました。
その結果、実現したいことは以下の2点となりました。
- 日報自動化の運用を定着化したい
- 危険運転時の証跡を残したい
4.導入後の成果
〜日報自動化の運用が定着し、作成時間がゼロになった。ドライブレコーダーが全台に導入でき、安心感が得られた〜
導入後の成果として、得られた成果は以下の2点です。
- 日報自動化の運用が定着し、作成時間がゼロになった
- ドライブレコーダーが全台に導入でき、安心感が得られた
1.日報自動化の運用が定着し、作成時間がゼロになった
Cariotには、よく行く訪問先や目的地を登録し、到着したら時刻や滞在時間を記録するジオフェンスの機能があります。得意先の会社や施設を登録し、どのトラックが何件訪問したかを確実に記録できるようになりました。この機能を利用したレポートが運用にぴったりはまって、日報の作成自動化を運用として定着させることができました。
日報の作成時間がゼロになったことで余裕が生まれ、「今までこんなに時間をかけていてもったいなかった」という声が、ドライバーと管理者からあがりました。
図:訪問件数を確実に記録できるようになりました
図:滞在記録を利用し、訪問先の記入のゆらぎはなくなりました
2.ドライブレコーダーが全台に導入でき、安心感が得られた
念願のドライブレコーダー全台導入を達成しました。もらい事故がたまに発生していたので、動画をすぐに確認できること、証跡が残るのは心強いです。
ドライブレコーダーがアラートを発話するので(※“危険運転を検出しました、注意して走行してください”と音声が流れます)ドライバーが安全運転を心がける上での注意喚起となり、こちらの機能も評判がよかったです。
5.今後の展望
〜リアルタイムの走行データを日常的に利用したい〜
Cariotには車両のリアルタイム現在地を知ることができるDriveViewやDriveCast機能があります。担当者からすすめられて便利そうだと感じましたが、今は眺めるのみで、これといって業務に活かせていません。ドライバーがお互いの位置を共有して営業活動の活性化をはかるなど、コミュニケーションや状況共有に活用していけたらと考えています。
図:お互いの位置がリアルタイムに確認できると好評のDriveCast
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Cariotの機能や活用法についてご質問などがございましたら、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせはこちら
※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。