【廃棄物業界のCariot活用事例】利用率90%以上の活用定着化に成功した事例

リアルタイム情報を活用した急な配送・訪問依頼への対応ノウハウ

予定外の配送・訪問依頼に対応するには、車両やスタッフの現在位置や業務状況を把握する必要があります。リアルタイム位置情報・稼働状況を把握し、急な依頼に即時に対応するためのCariot活用術をご紹介します。

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こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

Q社はトラックを使用してごみ収集運搬を行うごみ収集事業者です。車両動態管理のご担当者が積極的にCariotの使い方を覚えて活用し、社内での活用定着化を推進されました。運用定着化に積極的に取り組んだ結果、毎日のCariot利用率は90%以上です。社内の車両位置情報共有ツールとして、たいへん満足度高くご活用をいただいています。
限られた時間・人員で最適な収集運搬ルートを確保するためには、ルートプランニングが重要です。収集先や運搬先の数や場所、ごみの種類や量、交通事情などを考慮し、効率的なルートを策定することが必要です。
地図アプリやカーナビを駆使してごみ収集を行っていましたが、ドライバー数や車両数の増加に伴い、管理が煩雑になってきました。そこで、ルートプランニング専用のソフトや地図アプリを導入することで売上げアップ・効率化を目指しています。車両にデバイスを取り付けて収集運搬ルートや現在地を確認できるサービスをいくつか検討し、Cariotをお選びいただきました。

<事例概要>
業種: 廃棄物輸送
車両用途: 収集・運搬
課題: ルート効率化・売上アップ

 

1.Cariot導入の経緯
〜効率的に収集ルートを回って売上げアップを模索〜

Q社はトラックで廃棄物の収集運搬を行う廃棄物処理業者です。
業界では珍しく一律料金の定額制を採用しており、できるだけ多くの収集ルートを回ることが売上げアップにつながります。
限られた時間・人員で最適な収集運搬ルートを回るためには、ルートプランニングが重要で、収集先の数や場所、収集物の種類や量、交通事情などを考慮し、効率的なルートを作成することが必要です。
地図アプリやカーナビを駆使して収集をおこなっていましたが、ドライバーと車両台数の増加にともない管理が煩雑になり、ルートプランニング専用のソフトや地図アプリを活用してさらなる売上げアップ・効率化を模索する必要がでてきました。そこで、車両にデバイスを取り付けて収集運搬や現在地が取得できるサービスをいくつか比較検討しました。

イメージ:アプリの複数利用では管理が限界になりました

2.Cariotに決めた理由
〜社内で運用が定着化できそうだと感じた〜

Cariotを使用すると、誰がどの場所に移動し、その移動にどれだけの時間を使ったかを正確に知ることができます。
以前、トラックの走行実績のまとめには1日3時間近くかかり、月に合計で60時間以上の時間が必要でした。運行管理者は、ドライバーが収集運搬を完了し帰社するまで待ち、アナタコの記録を労務担当者に渡すための時間や走行距離の集計を行っていました。さらに、ドライバーの翌日の走行時間上限を計算し、運行計画を策定していました。

Cariotを導入することで、アナタコの記録の集計が不要となり、ドライバーの業務管理の時間を大幅に短縮できました。Cariotのレポート機能を利用して、上限走行時間に近づくドライバーを自動で特定し、すぐにダッシュボードで確認できるようになりました。これにより、翌日の運行計画の作成時間も削減されました。トライアル利用で効果を実感し、ここまで迅速にデータが取れれば毎日使って運用が定着化できそうだと実感し、導入を決意しました。

図:誰がどこに行くのに何分時間を使ったのか確実にわかります

3.導入時の課題と実現したいこと
〜ドライバーの活動内容を把握し、運用改善を行いたい〜

Q社が導入時に課題と感じていたことは以下の3点です。

<課題>

  1. ドライバーの動きや活動内容が明確にわかっていない
  2. 収集先での待機時間がどれくらいなのか把握できていない
  3. 現在の作業が効率的かどうかを正確に評価することができない
<達成したいこと>

  1. 収集先での待機時間を明確に知りたい
  2. 収集活動が効率的に行われているかを評価したい

Cariotのトライアルを通じて、移動時間だけでなく待機時間も大きな損失となっていることが明らかになりました。駐車イベントマップ機能を使用して、地図上で車両の位置を色やサイズで表示することで、待機時間を一目で把握できるようになりました。これにより、具体的な対策を考えることができるようになり、運用改善の希望が見えてきました。

図:停車時間が計測できる「駐車イベントマップ」

4.導入後の成果
〜担当エリアの整理と最適なルート設計で業務に使える時間を創出し、売上げアップ〜

導入後、待機時間が約30%短縮されました。これにより収集運搬の効率が向上し、売上げがアップし、担当エリアの再配置と収集ルートの記録も可能になりました。
具体的な数値をもとに、ドライバーがお互いの仕事の仕方を確認し合った結果、無駄な時間を削減することができました。さらに、ドライバーの得意なエリアや収集品目も明確になり、エリアの見直しも進められました。
ドライバーの走行ルートは常に記録されており、待機時間が長い場所を特定して改善する材料として使用できます。また、遅延や未着などのトラブルが生じた場合、その記録を証拠としてすぐに提供することで、安心感が得られます。
Cariotに毎日ログインして走行記録を確認する運用が定着化したので、Cariotのアカウントを持つ社員の利用率は90%以上です。(利用率は営業日に1回以上ログインしてデータを確認する割合で算出)

5.今後の展望
〜待機時間の予測や配車に活用できないかと考えている〜

今後はCariotを回収現場の待機時間の予測や配車にも活用できないかと考えています。待機時間が長い地点は回収量が大量だったり、入り口で渋滞が起こりやすいなどボトルネックがある程度わかっています。
駐車イベントマップで停車時間が計測できるのを利用して、所要時間の分析や予測に活かせれば作業効率が更に向上するのではないかと期待しています。
また、ドライバーもトラックの種類も増えており相性の良い組み合わせがあるので、ドライバー×トラックの過去の走行実績を元にした効率的な配車ができれば、さらにルート効率化&売上げアップにつながると考えています。

図:ダッシュボードで配送先(回収先)ごとの滞在と件数の相関が見えます

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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