【設備メンテナンス業界 活用事例】設備のダウンタイム最小化に貢献した事例

リアルタイム情報を活用した急な配送・訪問依頼への対応ノウハウ

予定外の配送・訪問依頼に対応するには、車両やスタッフの現在位置や業務状況を把握する必要があります。リアルタイム位置情報・稼働状況を把握し、急な依頼に即時に対応するためのCariot活用術をご紹介します。

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こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

今回は、設備メンテナンス業界V社様の、Cariotの導入で“設備のダウンタイム最小化”に貢献した事例をご紹介します。
V社は、集合住宅や商業施設における給水や排水に関する「給排水設備」の保全・保守・メンテナンスを専門に行う設備メンテナンス会社です。
知識や経験が豊富な浄化槽管理士が浄化槽の保守点検・清掃・水質管理を行っています。吸引清掃や高圧洗浄の際に上下水道や水を利用する機械設備の一時停止(ダウンタイム)が発生しますが、Cariotの導入で正確な出発・到着時間をお客様に連携できるようになり、設備のダウンタイム最小化に成功しました。

<事例概要>
業種: 設備メンテナンス
車両用途: フィールドサービス
課題: 正確な出発・到着時間の把握

 

1.Cariot導入の経緯
〜吸引・高圧洗浄車の現在地の把握のため〜

V社は、集合住宅や商業施設における給水や排水に関する「給排水設備」の保全・保守・メンテナンスを専門に行う設備メンテナンス会社です。吸引・高圧洗浄車で現場に訪問してメンテナンス作業を行うのが主要業務です。高圧洗浄作業は交通を妨げる可能性があり、水道や設備が使えなくなるというダウンタイムが発生するため、交通量が少ない時間帯を指定されることが多く、決められた時間を遵守する必要があります。さらに、雨天時に増水の影響を受けるなど、気候条件が作業の進捗に影響を与える可能性があり、当日の現場で臨機応変な対応が求められます。吸引・高圧洗浄車の現在地を正確に把握して出発や到着の遅れがないかをチェックし、時間厳守な現場のニーズに対応するため、リアルタイムな車両の位置情報共有ツールを探し始めました。

イメージ:配管清掃の現場は時間厳守です

2.Cariotに決めた理由
〜執務室のモニターに地図を投影し、誰もが目につくところで現在地を把握する運用が合っていたため〜

吸引・高圧洗浄車による清掃業務が時間厳守とはいっても、時間切れを理由に作業を中断することはほぼありません。メンテナンスが計画通りにいかない場合は現場の判断に任せています。会社から現地の作業に指示を出したり、監視をするということはないのですが、「遅延がないか気になる」「何かが起こる前に知りたい」というニーズは常にあり、誰かの明確な業務ではないが現場の状況は全員の目につくところで把握しておきたいことが課題でした。そこで、Cariotのリアルタイムな車両の位置を執務室のモニターに表示すると、自然と目に入るクルマの位置情報によって、誰かの担当でなくてもみんなで状況を共有しあえる雰囲気が生まれました。これが求めていたツールだと確信がもてたため、Cariotに決めました。

図:執務室のモニターから自然と情報をキャッチアップ出来るようになりました

3.導入時の課題と実現したいこと
〜時間厳守の現場の状況を社内で自然に共有するため〜

V社の「課題」「達成したいこと」は以下の点です。

<課題>

  • メンテナンス現場の状況を社内から確認したい
<達成したいこと>

  1. 吸引・高圧洗浄車の現在地が知りたい
  2. 時間厳守の現場の状況を社内で自然に共有したい
  3. 正確な出発・到着時間をお客様に連携したい

V社は社内の誰の目にも入るところで現場の状況を把握するため、Cariotを導入しました。
3秒に1回更新されるので、現在地の情報やリアルタイムな走行が確認できるのが見やすく、現場のイメージが湧きやすいと好評でした。また、吸引・高圧洗浄車は車体が大きく、作業中に通行止めを伴うことがあるので、正確な出発・到着時間をお客様に連携したい場合にもCariotのDriveCastを使って共有することができました。

図:DriveCastはスマホからいつでもどこでも確認できます

4.導入後の成果
〜設備のダウンタイム最小化に貢献した〜

導入後の成果として、設備のダウンタイム最小化に貢献できました。

ビル・マンションの吸引清掃や高圧洗浄を行っているある車両でCariotのレポートを作成し、停車時間から洗浄の平均所要時間を集計してみました。実際の数字を計測すると、準備に何分、作業に何時間、撤収に何分というスケジュールとの差違がわかるようになり、実際の所要時間から緻密な計画が立てられるようになりました。その結果、定期的に行っているビル・マンションの清掃作業のダウンタイムを最小にすることに成功しました。
Cariotのレポートにより、リアルタイムな位置だけでなく所要時間から業務の効率化につなげられて成果に満足しています。

図:時間帯ごとの稼働台数を集計できます

図:出発・到着が自動で記録できるレポート

5.今後の展望
〜証跡写真を残すなど、現場管理の一環として利用したい〜

V社はCariotの導入によって現場と社内をリアルタイムな情報でつなぐことができ、メンテナンスのダウンタイム最小化も達成されました。今後はCariotモバイルアプリを使い、証跡写真のアップなど現場管理の一環として利用したいと考えています。たとえば作業中は機械部品の交換や拾得物が発生します。作業中は手袋をしていて水を扱うのでリアルタイムなスマートフォンの操作がなかなか難しいですが、いつどこで何をしたか?を直感的に記録するには画像が最適だと考えているので、可能性を感じています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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