こんにちは。Cariot（キャリオット）ブログ編集部です。

ドライブレコーダーにもさまざまなものがありますが、一般的なものと法人用では機能が異なります。
今回は、法人用ドライブレコーダーの機能や、法人用として選ぶ際のポイント、おすすめのものをご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。

1.法人用ドラレコの特長

法人用ドライブレコーダー（ドラレコ）は、企業の車両管理や安全運転のサポートに特化した機能が備わっています。
一般的なドラレコと異なり、法人用ドラレコには、車両の位置情報や走行履歴をリアルタイムで確認できる機能が追加されているものが多いです。
これにより、企業は車両の運行状況を把握し、ドライバーの安全運転を促進することができます。
また、法人用ドラレコは運転中の危険運転を検知し、アラートを発信する機能を搭載しています。
この機能により、急加速、急ブレーキ、急ハンドルなどの危険な運転行動を把握し、対応することが可能となります。これにより事故を未然に防ぐ効果があります。

さらに、映像データは高解像度で録画され、事故発生時に証拠として活用できるため、トラブル時の対応がスムーズになります。
このことにより、過失割合の明確化や保険の対応が迅速化するなど、企業側のリスク軽減にも貢献します。
法人用ドラレコは、管理者が車両やドライバーの情報を一元的に管理するための便利なツールであり、導入することで安全運転の指導やトラブルの防止が可能なのです。

2.ドラレコで安全運転意識が高まる

法人用ドラレコは、安全運転意識の向上に大きな役割を果たします。
ドライバーは自分の運転が常に録画されていることを意識するため、無意識のうちに注意力を高め、危険運転を避けるようになります。

また、ドライバーが危険な運転行動（急加速、急ブレーキ、急ハンドルなど）を行うと、ドラレコが警告を発するため、リアルタイムで自分の運転を改善する意識を持つようにもなります。
加えて、事故後に映像確認が可能であるため、ドライバーはその後の評価や指導が自己改善に繋がることを理解し、安全運転を心がけやすくなります。
このようなフィードバック機能が、安全運転の意識を自然に高め、企業全体の安全文化の醸成に寄与します。

さらにドライブレコーダーが記録した映像やデータは、事故発生時に証拠として使用でき、トラブルの解決を迅速化します。安全運転への意識向上とリスク管理の両立が可能となり、企業の運行管理において重要な役割を果たします。

3.ドラレコで違いが出る機能面

ポイント① 録画映像の画質が重要

法人向けドラレコを選ぶ際、録画映像の画質は非常に重要です。高画質な映像は、万が一の事故やトラブル時に証拠として役立ちます。
特に、事故の状況や相手車両のナンバープレートをしっかりと確認するためには、フルHD以上の解像度が推奨されます。
また、夜間や逆光での映像も鮮明に記録できるよう、夜間録画機能や高感度のセンサーを搭載しているドラレコを選ぶと、より安心です。画質の良さは事故防止や責任の明確化に繋がり、業務上のリスク管理にも貢献します。

ポイント② 録画範囲（広角撮影）

法人向けドラレコを選ぶ際、録画範囲が広いことも重要なポイントです。広角撮影機能を備えたドラレコは、車両の前後左右を広範囲にカバーできるため、事故時に周囲の状況をより詳細に記録できます。
特に車両の死角を減らすためにも、前後のカメラに広角レンズが搭載されていると、事故の原因や過失の判断材料として有効です。
また、広角撮影により、事故の瞬間だけでなくその前後の状況も記録できるため、運転の改善や事故の原因分析に役立ちます。

ポイント③ 夜間の映像が鮮明に撮れるか

法人向けドラレコの選定において、夜間の映像が鮮明に撮れるかも重要な要素です。
夜間や暗い場所での運転中に発生する事故は、証拠が不明瞭になることがあります。
高感度のカメラやナイトビジョン機能を備えたドラレコを選ぶことで、夜間でも高画質な映像を録画できます。
これにより、事故発生時の状況を正確に記録し、証拠として有効活用できます。
特に夜間の運転が多い企業にとっては、夜間の鮮明な映像が安心感を与える重要なポイントとなります。

ポイント④交通法順守機能（オービス探知機能）

法人向けドラレコに搭載されている交通法順守機能（オービス探知機能）は、ドライバーの安全運転をサポートする重要な機能です。
オービス（交通取締り機）や速度監視カメラの位置を事前に通知することで、ドライバーのスピード違反を防止できます。
これにより、法令遵守を促し、事故のリスクを減らすことが可能です。
また、ドライバーの安全意識を高め、企業全体の運転マナー向上にも寄与します。
この機能は特に長距離運転や高速道路を頻繁に利用する企業にとって、事故や法令違反のリスクを軽減する役立つツールです。

ポイント⑤GPS機能

法人向けドラレコに搭載されたGPS機能は、車両の位置情報をリアルタイムで追跡することができる重要な機能です。
これにより、運行中の車両の正確な位置を把握でき、車両の移動履歴を記録することが可能です。
GPS機能は、事故発生時の迅速な対応をサポートするだけでなく、運行ルートや滞在時間の管理、効率的な配車計画にも役立ちます。また、違反運転や車両の不正利用を防止するためにも有効であり、企業の運行管理の透明性と安全性を高めるために重要な要素となるでしょう。

4.法人用ドラレコ主要機能

運転時の録画が可能

法人向けドラレコには運転時の録画機能が搭載されており、運転中の映像を常時録画することができます。
これにより、事故や急ブレーキ、急加速などの運転に関する問題を後から確認することができます。
また、ドライバーの運転態度を監視し、安全運転の徹底を図るためのデータとして活用できます。
万が一事故が発生した場合、録画された映像は証拠として重要な役割を果たし、トラブル解決や保険請求時に役立ちます。
運転時の録画機能は、車両運行の透明性向上にも寄与し、企業のリスク管理を強化する重要なツールです。

事故発生時の即時対応が可能

法人向けドラレコには、事故発生時に即時対応が可能な機能が搭載されていることがあります。
事故を検知すると、ドラレコが自動的に録画を開始し、その映像をクラウドにアップロードしたり、管理者に通知を送信する機能があります。
これにより、事故後の対応が迅速に行えるだけでなく、証拠映像としても活用できます。
管理者はリアルタイムで事故の状況を確認でき、必要に応じて関係機関に連絡を取ることができます。
また、事故発生時にドライバーの行動履歴や車両の位置情報も一緒に記録されるため、後の調査やリスク管理にも役立ちます。
この機能は、企業のリスク軽減と安全運転の促進に大きく貢献します。

GPSを使った運行管理

GPSを使った運行管理は、法人向けドラレコや車両管理システムに組み込まれた機能で、車両の位置情報をリアルタイムで追跡できるものです。
この機能により、運行中の車両の正確な位置を確認でき、効率的なルート管理や、万が一の事故やトラブル発生時に迅速に対応することが可能になります。
GPS運行管理の利点は多岐にわたります。例えば、運行ルートの最適化により、燃費の改善や時間の短縮が実現します。
また、運行状況をリアルタイムで監視できるため、ドライバーの無駄な停車や不正行為を防止できます。
さらに、交通渋滞や事故を避けるための柔軟なルート変更が可能になり、運行の効率化が図れます。
GPSデータは事故発生時の証拠としても活用でき、トラブルの際に迅速かつ正確に情報を提供できるため、企業のリスク管理にも貢献するでしょう。

AIによるドライビングサポート

AIによるドライビングサポートは、法人向け車両管理システムやドラレコに組み込まれた先進的な技術で、ドライバーの運転をリアルタイムで支援します。
AIは、運転中のデータを分析し、ドライバーに対して適切なアドバイスを行うことで、安全運転を促進します。
具体的には、AIは以下のようなサポートを提供します：

AIによるサポートにより、ドライバーはより安全で効率的な運転を実現でき、企業としても事故リスクの低減や運行の効率化を図ることが可能になります。

5.社用車におすすめのドラレコ6選

株式会社キャリオット「Cariot」

Cariotは、ドライバーと管理者の仕事が楽になる、がテーマのドラレコを取り扱っており、車両管理と運行データのモニタリングが一元化されたサービスを提供しています。

具体的には、安全運転と労務管理の支援、そしてリアルタイム位置情報の活用と車両管理業務のDX（デジタルトランスフォーメーション）が可能なドラレコです。

ドラレコとしては、運転行動や車両の位置情報をリアルタイムで把握でき、事故発生時には迅速に対応できるため、かなり高性能だと言えます。
またモバイルアプリにも対応しており、日報などはこのアプリ経由でドライバーが作成可能です。
運転日報のデジタル化をお考えの企業には最適だと言えます。

また、ドライバーの安全運転支援機能も充実しており、ドライバーの安全意識向上にもつながります。

スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社「AORINO Biz」

AORINO Bizは、クラウド型のドラレコシステムで、車両の運行情報とドライブレコーダー映像を一括で管理できます。
安心運転通信簿やGPSによる社用車走行履歴管理などに力を入れているサービスです。
危険運転アラート搭載のため、社員の安全運転意識の向上と事故防止につながります。

パイオニア株式会社「ビークルアシスト」

パイオニアの「ビークルアシスト」は、優れた画質のカメラと広角撮影機能を搭載したドラレコです。
主に下記のような機能があり、基本的な機能はすべて揃っているドラレコです。

また、危険運転の予測機能やドライバーへの警告機能を通じて、リアルタイムでドライバーの安全運転をサポートします。

Nauto Japan合同会社「ナウト」

ナウトは、AIを活用した運転行動分析が最大の特徴です。

AIによるリアルタイムの危険運転予測と警告が行われ、ドライバーの運転行動を改善へ導きます。
また、事故発生時の映像と運転データをクラウドに保存し、証拠として即座に利用できます。
安全運転の促進だけでなく、運転技術の向上にも貢献します。

株式会社プレミア・ブライトコネクト「Pdrive」

Pdriveは、車両の運行データを一元管理できるサービスを提供しており、ドライブレコーダーの映像もクラウド上で保存・管理できます。

事故発生時に迅速に対応できるだけでなく、運行管理業務の効率化を支援します。
特に、運行状況の可視化が進んでおり、企業の運行管理部門には必須のツールと言えるでしょう。

株式会社アクシス「KITARO✖️ドラレコ」

KITARO✖️ドラレコは、従来のドラレコ機能に加えて、運転の振る舞いをリアルタイムで分析する機能を搭載しており、ドライバーへの安全運転指導を効率化します。

事故発生時には、録画された映像を即座に確認できるほか、運行状況の管理がクラウドで一元化され、企業の管理者はすぐに対応が可能です。

また、ドライバーの行動履歴や車両状態を詳しく把握できるため、事故のリスクを事前に予測し、未然に防ぐサポートも行います。

6.法人向けドラレコの料金相場

法人向けドラレコの料金相場は、機能や導入規模によって異なりますが、一般的な価格帯は以下の通りです。

法人向けドラレコは、機能が充実するほど価格が高くなりますが、リアルタイムでのデータ共有や運転支援機能など、運行管理の効率化や安全対策に大きな効果を期待できます。

7.まとめ

法人用ドラレコは、車両の運行状況やドライバーの運転スコアをリアルタイムで把握し、効率的な管理をサポートします。
各システムは、事故対応、ドライバー教育、メンテナンス管理、GPS追跡機能などを備えており、企業の車両管理業務の負担軽減とコスト削減に貢献します。
自社にはどういったものが最適か、ポイントや優先順位を整理して検討することが重要と言えるでしょう。

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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